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<写真:Khmer Times>
カンボジア政府は、沿岸部の州を多目的経済回廊および世界クラスのビーチ観光地として発展させるための包括的なマスタープランを発表した。
新たな計画「カンボジア沿岸州の多目的経済回廊およびセルインターフェースとしての開発マスタープラン」は、28日に開催された第4回カンボジア沿岸州開発計画調整委員会の会議で主な議題となった。
会議は、ウン・ポンモニロット副首相兼経済財政大臣が主宰し、複数の省庁や機関の高官、ならびにシアヌークビル、カンポット、ココン、ケップの各州知事が出席した。
マスタープランの策定には、深セン市都市計画設計研究院(UPDIS)のシマ・シャオ所長が率いるチームが携わった。
この計画では、カンボジアの沿岸州を国際的なビーチリゾート地と競い合える世界クラスの観光地として発展させることが目指されている。
特に、観光サービスのプロフェッショナル化と環境の改善に重点を置き、レジャー観光客の誘致が図られる。
また、グリーン経済の創出にも力を入れており、グリーンエネルギーの利用、持続可能な農業の実践、環境に優しい工業および金融の発展を促進する方針である。
会議では、参加者がドラフトマスタープランを慎重に検討し、計画の包括性と政府の目標との整合性を確保するための意見や修正提案が寄せられた。
ポンモニロット副首相は、関係者の貢献に感謝の意を示し、新計画がカンボジア沿岸州の競争力と魅力を向上させる重要性を強調した。
また、シアヌークビルが多目的特別経済区のモデルとして広域的な地域開発戦略の要となることを指摘した。
このマスタープランは、各沿岸州の独自の資源と可能性を活かし、相互に補完し合う経済回廊の構築を目指している。
計画には、各州の行政、交通インフラ、地形、土地開発、人口、資源の利用状況に関する詳細な評価も含まれ、産業開発の促進と地域全体の経済成長の強化を図る戦略も盛り込まれている。
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