スバイリエン州で鳥インフル、10代若者が相次ぎ感染

スバイリエン州で鳥インフル、10代若者が相次ぎ感染
2024年08月06日(火)00時00分 公開
スバイリエン州で鳥インフル、10代若者が相次ぎ感染

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア保健省は3日、スバイリエン州チャンティア郡プレイ・コキコミューン、チャムカル・リーブ村に住む16歳の少女がH5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染したことを確認したと発表した。

 

同省は、少女がカンボジア国立公衆衛生研究所およびパスツール研究所でH5N1ウイルスの陽性反応を示したことを確認している。

 

H5N1は主に鳥類に感染するインフルエンザの一種であるが、感染した鳥に接触した哺乳類にも感染することがある。これらの場合、症状は重篤または致命的となることが多い。

 

現時点では人から人への感染は容易ではないが、ウイルスが変異すれば季節性インフルエンザと同様に感染力が強まる可能性がある。

 

1日には、同州ロメアス・ヘック郡メラム・コミューンのチュルン・ポルペル村に住む4歳の男児もH5N1型鳥インフルエンザに感染していることが確認された。

 

保健省の発表によると、少女は発熱、咳、喉の痛み、倦怠感、呼吸困難の症状を示しており、その重症度から集中治療を受けている。

 

公式調査により、少女が発症する4日前に彼女の家と隣家で9羽の鶏が死亡しており、少女はそれらの死骸に接触していたことが判明している。

 

当局は、発熱、咳、鼻水、呼吸困難の症状があり、発症前14日以内に病気または死亡した鳥に接触した可能性がある人に対し、人混みや集まりを避け、直ちに最寄りの医療機関で検査と治療を受けるように呼びかけている。

 

ルオムミット・クリニックの共同創設者であるソク・ラポン氏は4日、感染予防の鍵は衛生管理にあると述べた。

 

「感染症予防で重要なのは衛生管理に重点を置くことです。衛生管理は外部と内部の二つに分かれます。外部とは触れる物や設備のこと、内部とは清潔な食事、清潔な飲み物、そして清潔な生活習慣を維持することです」と述べた。

 

 

 

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