25年に韓国友好橋の建設開始、プノンペン〜カンダルのアクセス改善

25年に韓国友好橋の建設開始、プノンペン〜カンダルのアクセス改善
2024年09月02日(月)00時00分 公開
25年に韓国友好橋の建設開始、プノンペン〜カンダルのアクセス改善

<写真:Khmer Times>

 

2025年6月にカンボジアと韓国の友好を象徴する「カンボジア・韓国友好橋」の建設開始が予定されている。

 

同橋は全長2.3kmのケーブル橋で、トンレサップ川とメコン川を横断し、プノンペンと隣接するカンダル州を結ぶものとなる。

 

総工費の2億3500万ドルは韓国輸出入銀行による資金提供が行われ、60か月の建設契約期間が設定されている。

 

カンボジア情報省の発表によると、環境社会影響評価(ESIA)報告書の最終審査が承認されたことで、プロジェクトは大きな進展を見せた。

 

建設される橋は2つのケーブル橋で構成され、幅27.5mの4車線、アプローチ道路は全長1.17km、幅22.5mで計画されている。

 

橋の建設はプノンペンのナイトマーケット〜チュロイチョンバー地域と、チュロイチョンバー地域〜カンダル州のアレークサット地域の2区間に分けて進められる。

 

同プロジェクトは、カンボジアと韓国の両政府間で2022年12月9日に署名された融資協定の一環として実施されるものであり、橋の完成によってカンダル州とプノンペン中心部との交通が大幅に改善され、不動産需要の増加が期待される。

 

カンボジアと韓国の経済関係は、自由貿易協定(CKFTA)や地域包括的経済連携協定(RCEP)などを通じて強化されており、特に韓国企業向けの特別経済区の設立が進められているため、カンボジアへのさらなる企業進出と投資の増加が期待されている。

 

 

 

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