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<写真:Khmer Times>
アンコール遺跡公園管理機関であるアプサラ国立機構(ANA)は、雨季における同公園への訪問者に対して、特に注意を払うように呼びかけた。
発表によれば、雨季の間は風雨によって石造りの寺院が滑りやすくなり、地盤が不安定になるほか、木の倒壊などによる事故のリスクが高まるとされている。
現在、カンボジアは豪雨や雷、強風を伴う嵐に見舞われており、これが事故発生の原因となる恐れがある。
この警告は、1日にネアック・ポアン寺院の古代橋付近で強風により2本の木が倒れたことを受けて発表された。
同機構は観光客や運転手に対し、アンコール公園内の移動時には特に慎重になるように求めている。
発表では「木の下に車を停車または駐車することを避け、怪我や物的損害、最悪の場合命の危険を防ぐように注意が必要」と強調された。
カンボジア民主主義研究所(CID)のパ・チャンロエウン所長は、ANAの通知は訪問者の安全を確保するためのものであり、善意によるものであると説明した。
「この呼びかけは、木の枝や倒木が車両に衝突して被害をもたらすリスクを避けるためのものである」と述べ、さらに当局が危険な木について警告表示を行うべきであると提言している。
また、チャンロエウン氏は、道路沿いに植えられる木の選定にも配慮が必要であると指摘し、「強風に弱い木については剪定や新しい木の植樹などの予防策を講じる必要がある」と付け加えた。
5月には、シェムリアップ州スヴァイロエウ地区の観光名所であるクーレン山で、豪雨の中複数の木が倒れ、車3台が大破する事故が発生していた。
また、7月にはアンコール公園内のトンレ・オム橋で木が倒れ、観光客1人が死亡、3人が重傷を負う事故が発生している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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