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<写真:Khmer Times>
9月21日、新たに観光大臣に就任したフオット・ハク氏は、国際観光客の増加を目指す施策を議論するため、民間セクターとの2回の会合を開いた。
同氏は、カンボジア旅行業協会(CATA)およびカンボジア・デスティネーション・マネジメント・カンパニーズ(CAM-DMC)と広範な議論を行い、観光促進に向けた具体的な施策について意見交換を行った。
同会合では、関連省庁との覚書(MoU)の締結、行政手続きを簡素化するワンウィンドウ・プロセスの導入、各国大使館を通じた観光キャンペーンの推進など、幅広い課題が取り上げられ、特に国際観光客数の増加が最優先事項として強調された。
CATAの会長であるチャイ・シブリン氏は「関連省庁とのMoUを締結し、手続きを円滑化して政府内の連携を強化する計画が話し合われた」と述べるとともに、ワンウィンドウ・プロセスの導入も検討されており、行政手続きを迅速化する姿勢を示していることを明らかにした。
最初の会合では、CAM-DMCとの業務報告が行われ、活動報告と課題の共有、同時に省庁に対する要望も提起された。
ハク氏は、これらの提案に対し、同セクターの取り組みや観光産業への貢献を高く評価した。
アジアン・トレイルズ・カンボジアのマネージングディレクター、ヴァージニ・クリー氏は「同大臣との会合は実りあるもので、多くの参加者が意見を聞いてもらえたことに感謝している」と述べ、特に国際観光客の増加を目指すため、関係者間で協力し合う姿勢が確認されたことを強調した。
また、ハク氏が各国大使館に対して、カンボジア観光の積極的なプロモーションを依頼するなど、国際観光の促進に向けた前向きな取り組みも見られた。
ハク氏は地方の観光ニーズを把握するために各州の観光部門を訪問する意向も示している。
また、マーケティングやプロモーションを含む観光戦略チェックリストの開発は、戦略的で組織的な観光促進のアプローチを示すものである。
クリー氏によれば、ハク氏にとって最も緊急の課題は、国際および国内ルートの改善、主要観光地間の道路状況の向上、そしてビザや電子到着カードなど入国手続きの円滑化である。
多言語対応ガイドの不足に対する研修や採用も、観光客の体験向上には不可欠であるという。
また、観光客数の増加に伴う持続可能な成長の監視や、西欧および米国市場に向けたマーケティングとプロモーションの強化も重要な課題である。
CATAのシブリン氏は、観光促進キャンペーンの成功例が観光客数の増加につながっていることを指摘し、カンボジアが持続可能な観光を通じて自然や文化遺産を保護する取り組みが重要であると述べた。
ハク氏はカンボジアの豊かな文化遺産や自然資源を活かした文化・自然観光の推進が必要であるとの提案に賛同し、観光産業の発展に向けて引き続き努力する方針を示している。
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