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<写真:Khmer Times>
ホンダ株式会社は、同社のカンボジア子会社であるN.C.X社を通じて、過去25年間にわたり成功を収めてきた同国での事業活動を拡大する意向を表明した。
これは同社の執行役員兼副社長である加藤稔氏が、9月20日にプノンペンの平和宮殿で、フン・マネット首相との会談において発言したものである。
加藤氏はカンボジア政府が提供してきた継続的な支援が、ホンダの25年間の成功に大きく貢献していると述べた。
特に、2015年から2025年までを対象とした「カンボジア産業開発政策」が法的枠組みを提供し、事業成功の基盤を築いたことを評価している。
また、地元の職業訓練プログラムに対する政府の支援も、同社の事業運営に必要な熟練労働力の育成に貢献していると強調した。
さらに同氏は、ホンダがカンボジア政府の産業開発戦略に沿い、経済発展支援のために関連省庁との協力を継続していく方針を示し、今後の投資と事業拡大計画を表明した。
フン・マネット首相は、ホンダの成功を祝福し、25年間の投資がカンボジアの社会経済発展へ多大なる貢献を果たしたことを賞賛した。
同首相は、ホンダの事業がカンボジアで数千人の雇用を創出し、職業訓練の取り組みが国内の労働力のスキル向上に寄与したことに対しても感謝を述べた。
また、カンボジア政府が現在進めている「自動車および電子産業開発ロードマップ」における自動車組立工場への投資優遇策を強調し、ホンダに対して地元での部品生産の機会をさらに拡大するように促した。
ホンダの投資計画については、2023年6月にヘム・ヴァンディ産業・科学技術革新相がプノンペンにあるホンダ二輪車工場を訪問した際にも議論されており、同工場では8時間の1シフトで約1500台の「ホンダ・ドリーム」バイクを製造できる能力を有している。
ホンダの投資計画については、2024年6月にヘム・ヴァンディ産業・科学技術革新相がプノンペンにあるホンダ二輪車工場を訪問した際にも議論されている。
同工場は8時間の1シフトで約1500台の「ホンダ・ドリーム」バイクを製造可能な能力を有している。
現在、ホンダ・ドリームの大部分の部品はカンボジア国内で生産され、一部の部品は近隣諸国にも輸出されており、同社の新規投資によりさらに多くの部品が現地生産される可能性がある。
N.C.X社はカンボジアにおけるホンダ二輪車の独占的製造・販売会社であり、1992年に完成車の輸入を開始し、1999年にはプノンペンで初の組立ラインを設立して輸入から現地組立への転換を果たした。
2024年時点で、同社は二輪車の組立だけではなく、主要な部品の製造も行っている。
ホンダはこれまでにカンボジアで430万台以上の二輪車を生産し、国内に168の販売店を展開しており、約2000人の雇用を創出している。
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