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<写真:Khmer Times>
9月30日の国際通貨基金(IMF)の発表によると、2024年におけるカンボジアの経済成長は5.5%となる見込みである。
これは2023年の5%から上昇しており、衣料品や農産物の輸出の強い回復と、観光業の継続的な回復が主な要因となっている。
IMFアジア太平洋地域事務所次長である柏瀬健一郎氏によると、カンボジアでは建設業および不動産業が以前の急成長を経て現在調整局面にある。
また、同氏は信用成長が著しく鈍化しており、資産の質の悪化や民間部門の高水準の負債が背景にあることを指摘している。
さらに、同氏は先進国からの需要が予想より弱く、世界経済の分断や国内の高い民間債務が経済見通しに対して下方圧力を掛けていることを警告した。
一方で、世界的な金融緩和の継続が回復を支える可能性もある。
インフレ率については、2024年上半期の平均が1.6%となり、2023年の2.1%から低下している。これは世界的な商品価格の動向と国内需要の低迷が反映された結果である。
同氏によると、通年のインフレ率は1.5%程度となり、長期的な3%のトレンドに向かうことが予測されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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