カンボジア内務省、肥満警官へ体型改善を指示

カンボジア内務省、肥満警官へ体型改善を指示
2024年10月18日(本日)00時00分 公開
カンボジア内務省、肥満警官へ体型改善を指示

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア内務省のサー・ソカ大臣は体重過多の警察官に対し、職務遂行に支障をきたしているとして体型改善を指示した。

 

ソカ大臣は10月中旬に開催された会議で「大きな腹を持つ警察官は、交通取り締まりや法執行の業務に適さない」として、屋外での勤務を制限し、体型に見合った役割を果たすように求めた。

 

ソカ大臣によれば、今後、体重過多の警察官は原則として内勤業務に従事することとなるが、外勤を希望する場合は運動を行い、適切な体重を維持することが求められる。

 

また、警察官は市民の目に「職務に適した体型」であることが重要であると強調し、動きが鈍くなっている警察官には改善が必要であると述べている。

 

内務省の広報担当者であるレン・ラタナック氏は、カンボジアの警察全体から見れば、過体重の警察官は少数であると説明するが、大臣からは全警察官に対して運動を推奨し、体重管理を行うように指導がなされている。

 

同氏によると、この措置はあくまで改善を促すものであり、罰則を科すものではない。

 

ソカ大臣は国家警察官の新規採用基準についても言及しており、男性は少なくとも身長1.7m、女性は1.65m以上とする方針を発表した。

 

この基準の強化は将来の警察官選考における質の向上を目指したものであり、2025年から適用される予定である。

 

2021年には当時の内務大臣であったサー・ケン氏が、過体重の警察官を排除する計画を発表しており、今回のソカー氏の措置はその改革の延長線上にあるという。

 

 

 

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