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<写真:Khmer Times>
カンボジア観光省の発表によると、2024年1月から9月にかけて同国を訪れた観光客数が480万人に達し、前年同期比22%の増加を示した。
観光客の出身地としてはタイがトップであり、152万人が訪れたが、前年同期比で14%の減少がみられた。
一方で、ベトナムからの観光客は33%増の約97万3000人、中国からは49.8%増の約60万7000人と、いずれも増加基調にあることが明らかとなった。
また、約170万人の外国人観光客が空路でカンボジアを訪れ、これは全観光客数の約35.5%を占め、前年同期比27%増となった。残りの観光客は陸路や水路を通じて入国している。
観光省のトップ・ソピアク報道官は、これらの数値が観光業の回復傾向を示しているが、依然としてコロナ禍以前の水準には達していないとしつつ、関係機関および民間部門と連携してカンボジアへの観光促進を進めていると語った。
この増加傾向は、コロナ禍前の観光客数を上回るというカンボジアの目標と一致している。
同国は2025年までに700万人の外国人観光客誘致を目指しており、これは2019年の660万人を上回る水準である。
なお、観光省の報告によると、同期間中にカンボジアから海外に出国した国民の数も3.2%増加し、約136万人に達した。
カンボジアはシェムリアップ州のアンコール遺跡、プレアビヒア州のプレアビヒア寺院とコーケー寺院、コンポントム州のサンボー・プレイ・クック遺跡など、世界遺産を含む豊かな文化遺産を誇る。
さらに、プレアシアヌーク州、カンポット州、ケップ州、コッコン州にまたがる約450kmにわたる自然海岸線も魅力の1つである。
最近発表されたカンボジア国立銀行の報告書によると、観光業は2024年の同国経済成長の主力産業の1つと位置付けられている。
観光省によれば、2023年は545万人の外国人観光客が同国を訪れ、30億8000万ドルの収益をもたらした。
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