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<写真:khmertimeskh>
インドのケララ州にあるニランブール出身のサフナ容疑者(31)が、若者を海外の偽装就職の名目で騙し、カンボジアに人身売買をした疑いで逮捕された。
被害者の家族が提出した訴えを受け、警察が捜査を進めた結果、被害者の救出に成功した。
警察によると、サフナはケララ州コーラム県のタジャワ出身であるカニシュ(25)に対し、オンライン面接を通じてタイの企業での就職を約束した。
その後、就職手続き費用として12万インドルピー(約1400ドル)を要求し、カニシュが送金したという。
しかし、カニシュはタイ経由でカンボジアに人身売買され、オンライン詐欺を行う施設で強制的に働かされる状況に追い込まれた。
要求された業務目標を達成できない場合は、肉体的および精神的な虐待を受けたとされる。
さらに、サフナはカニシュの家族に対し、追加で15万ルピー(約1700ドル)を支払えば帰国を手配すると持ち掛けたが、約束を果たさなかった。
その後、カニシュの家族はインド大使館に支援を求め、最終的にカンボジアでの救出に至った。
オーチラ警察署のスジャタン・ピライ警部が率いるチームが、サフナを追跡・逮捕した。
調査では、サフナが同様の手口で他の被害者をも騙した可能性が浮上しており、警察は国際機関と協力して活動全体の解明を進めている。
同様の人身売買ネットワークに関連して、最近テランガーナ州のサイバーセキュリティ局(TGCSB)は主要なエージェントであるサダカット・カーン容疑者(37)を逮捕した。
カーンはモルディブから帰国中のデリーのインディラ・ガンディー国際空港で拘束された。
TGCSBは市民に対して海外の就職案内に慎重になるように呼びかけるとともに、渡航や金銭の支払い前に信頼性を確認するように助言した。
カンボジア内務省の副大臣であり国家人身売買対策委員会(NCCT)副議長のチョウ・ブン・エン氏も、各国政府がカンボジア当局と連携し、越境犯罪を取り締まる必要性を強調している。
インド当局とカンボジア当局による国際的な連携が、今後さらなる被害者の救済と犯罪組織の壊滅に向けて重要となる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。