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<写真:Khmer Times>
プノンペン市裁判所はカンボジアの野党であるキャンドルライト党の幹部2人を、カンボジア・ラオス・ベトナム発展三角地帯(CLV-DTA)に関連する政府指導者への差別を扇動したとして起訴した。
問題とされた行為はソーシャルメディア上で行われたものである。
内務省地方内部治安警察局副局長であるニム・サメス中佐によると、被告はCP幹部でスヴァイ・ルンペアーコミューン元副長のパング・ブンソン氏と、同党の地方議会メンバーであるプラック・チョーン氏である。
2人は刑法第494条、第495条、第496条に基づき「重罪の扇動や社会不安の引き起こし、及び差別の扇動」の容疑で起訴された。
逮捕は17日にコンポンスプー州バーセット地区で行われた。
逮捕状はプノンペン市裁判所によって発行され、その後、被告は内務省の内部治安警察部門に移送され、尋問を受けた上でプノンペン市裁判所の検察官に引き渡された。
同裁判所の予審判事は被告の一時拘留を命じ、ブンソン氏はカンダル州刑務所に、チョーン氏はプノンペンのプレイサー刑務所にそれぞれ収監され、審理を待つこととなった。
これに対して人権団体ADHOCの上級スタッフであるイー・ソクサン氏は、カンボジアの政治情勢に懸念を表明した。
同氏は「政治家を批判するだけの人々を逮捕する行為は、法や国民の意思に反し、国際的な非難を招く」と指摘した。
また「真に苦しむのは政治家だけではなく、全てのカンボジア国民である」と付け加えた。
今回の事件はカンボジアの政治的緊張と野党への圧力の高まりを改めて浮き彫りにしている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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