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<写真:Khmer Times>
カンボジア民間航空事務局(SSCA)は、ASEAN加盟国(AMS)内での「自身の立ち寄り権(OwnStopoverRights)」を拡大することを目的としたプロトコル5に署名した。
同プロトコルは域内航空接続を強化するASEANオープンスカイ政策の重要な一環である。
SSCAのシン・チャンセレイ・ヴタ報道官によると、署名式が先週マレーシアで開催された第30回ASEAN運輸大臣会議(ATM)及び関連会合で実施され、SSCAのマオ・ハヴァンナル大臣が加盟国代表と共に署名した。
プロトコル5は加盟国の航空会社が他国の領域内で二地点間のフライトを運航する権利を提供するもので、従来必要であった特定の交通権利の取得を不要とする。
ヴタ報道官は「このプロトコル署名の目的は、ASEAN域内の航空輸送サービスの自由化を推進し、貿易、経済、観光を支援することにある」と述べ、また、航空接続の向上はビジネスや観光の移動を促進するだけではなく、域内統合と協力の強化にも寄与するとした。
カンボジアの航空業界は2024年に入り急成長を遂げており、同国の3国際空港では1月から9月までの間に合計450万人の航空旅客を受け入れた。
前年同期の370万人と比較して22%増加している。また、SSCAの報告によれば、2024年の年間航空交通量は、パンデミック前の基準である2019年と比較して67%の成長が見込まれている。
SSCAは11月、新たに6つのフライト路線を年末の観光ピークシーズンに合わせて追加することを発表した。
これにはプノンペン〜シアヌークビル〜フーコック、シェムリアップ〜シンガポール、プーケット〜シェムリアップ、バンコク〜シェムリアップ、ハノイ〜プノンペン、西安〜プノンペンが含まれる。
一部の新規路線はすでに10月末から運航を開始しており、その他の路線も近隣地域からカンボジアの国際空港へ接続される予定である。これにより、国内の航空業界はさらなる発展が期待される。
カンボジア政府は空港インフラの整備にも注力しており、観光誘致や新規航空会社の誘致に成功している。
2025年の正式開業が予定されているテチョ国際空港(TIA)は、13億ドルを投じたプロジェクトであり、2024年11月時点で工事進捗率は92%に達した。
これらの取り組みは、カンボジアの航空セクターおよび観光業の発展を強力に後押しするとみられている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。