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<写真:Khmer Times>
カンボジア民間航空事務局(SSCA)は観光シーズンの到来に合わせ、同国を世界各地と結ぶ6つの新航路を発表した。
11月から新航路が運航を開始し、観光客増加に寄与する見通しである。
新設された航路には、カンボジアとベトナムを結ぶ航路として、カンボジア航空によるプノンペン〜シアヌークビル〜フーコック路線、ベトナム航空によるハノイ〜プノンペン路線が就航する。
また、カンボジアとタイを結ぶ航路として、エアアジア・タイによるプーケット〜シェムリアップ路線、タイ航空によるバンコク-シェムリアップ路線がある。
他にはエアアジア・カンボジアによるシェムリアップ〜シンガポール路線、スプリング航空による西安〜プノンペン路線が就航する。
一部の新航路は10月末より運航を開始しており、その他の路線も順次カンボジアの国際空港に接続する予定である。
SSCAの報道官であるシン・チャンセレイ・ヴタ氏は「今回の航路拡大は、カンボジアの航空部門の成長を促進し、観光産業の発展に寄与する」と述べ、国際旅行者にとっての利便性向上を強調した。
近年、カンボジアの航空業界は堅調な成長を見せており、政府の空港インフラの近代化推進が新規航空会社の誘致と観光振興に大きく寄与している。
2024年1月から10月の間、カンボジアの航空旅客数は450万人を超え、前年同期比22%増となった。
現在、カンボジアにはプノンペン国際空港とシアヌークビル国際空港の2空港がカンボジア・エアポート社の管理下にあり、また中国資本のシェムリアップ・アンコール国際空港はカンボジアのアンコール国際空港投資社によって運営されている。
さらに、建設が進むテチョ国際空港は総工費13億ドル以上をかけ、2025年半ばの公式開業が予定されている。
SSCAは2024年の年間旅客数がコロナ前の水準である2019年比で67%の回復を予想しており、今回の航路追加がその達成に向けた重要な一歩となる。
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