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<写真:Khmer Times>
カンボジアのプレアシアヌーク州において、軍警察を装い金銭目的で誘拐を試みたとして、5人の容疑者が当局に逮捕された。
容疑者たちは軍警察や国家警察の制服を着用して犯罪行為に及び、市民から金銭を恐喝していた。
国家軍警察報道官のエン・ヒー准将は1月17日、声明を発表し、偽警察グループによる犯罪行為が同州で問題視されていることを指摘するとともに、市民に注意を促した。
エン准将によれば、1月13日から17日にかけて、プレアシアヌーク州軍警察はプノンペン市軍警察および国家軍警察情報部隊と連携し捜査を進めた。
この結果、プレアシアヌーク州からプノンペン市にかけて捜査が拡大され、最終的にフィン・サディム(26)、ヘイ・ピセス(22)、コル・モニラス(30)、ヘム・ソクン(36)、モウン・ヴィチェット(16)の5人を逮捕した。
捜査のきっかけは、1月15日にプレアシアヌーク州軍警察が受理した被害者の訴えである。
被害者によれば、容疑者らは軍警察を名乗り、車両を停止させて捜索を行った。
その際、容疑者らは被害者に対し、「オンライン賭博の広告に使用される機材を運搬している」と主張し、車両や物品を押収しない代わりに3000ドルを要求した。
さらに、要求を拒否すればプノンペンの軍警察本部に連行すると脅迫したという。
プレアシアヌーク州裁判所のペン・ピセス副検事とプノンペン市裁判所のセン・メンソロン副検事が協力して捜査を進めた結果、容疑者の連続的な犯罪行為が明らかになり、逮捕と関連証拠の押収に至った。
エン准将によると、容疑者らは中国人とクメール人の被害者から約1万ドルを恐喝しており、犯罪行為はプレアシアヌーク市の第3区および第4区で発生していた。
軍警察は引き続き市民に対し、犯罪防止と治安維持のために情報提供を呼びかけている。
平和と発展のための人民センター会長であるヨン・キムエン氏は、警察制服の不正使用や違法行為に対して厳格な法的措置を講じるべきであると述べた。
「こうした行為を防ぐには、法執行官になりすます犯罪に厳罰を科すことが必要である。市民や観光客の信頼が損なわれれば、安全への不安を招きかねない」と警告している。
また、当局が問題に適切に対処しない場合、住民や観光客に恐怖を植え付ける可能性があると懸念を示した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。