アヘン470キロを密輸、カンボジアで2人を拘留

アヘン470キロを密輸、カンボジアで2人を拘留
2025年04月14日(月)00時00分 公開
アヘン470キロを密輸、カンボジアで2人を拘留

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア北東部ストゥントレン州裁判所は10日、ラオスとの国境を越えて約470kgのアヘンを密輸したとして、カンボジア人の男2人を麻薬密輸などの容疑で起訴・拘留したと発表した。

 

起訴されたのは、いずれも55歳のトゥッチ・ヴァンナク容疑者とヨウ・クライ容疑者である。

 

両名はストゥントレン市パチャオン村で拘束された。麻薬の所持、密輸、運搬の罪に問われており、有罪となった場合、20年から30年の禁錮刑が科される可能性がある。

 

ストゥントレン州警察麻薬取締部のチム・サブット副部長によれば、2人は7日未明に徒歩でラオスからアヘンを運搬中に発見され、警察官の追跡を受けて森林内で逮捕された。

 

現場ではアヘン入りのパッケージ50個が押収され、総重量は470kgに達した。

 

近年の捜査により麻薬密輸ルートの変化が明らかになっており、現在では「ゴールデン・トライアングル」地域からカンボジアにアヘンが流入し、合成麻薬の原料として利用される傾向が強まっている。

 

1kgのアヘンからは、クリスタルメタンフェタミンやメタンフェタミン錠剤など、4~5kgの合成麻薬を製造することが可能とされている。

 

さらにサブット副部長は、3月11日に発生した大規模摘発事例についても言及した。

 

この事件では、タイ人5人、ラオス人1人、中国人2人の計8人が拘束され、アヘンケシ約350kg、車両2台、携帯電話6台が押収された。

 

被告らは麻薬密輸、運搬、資金洗浄の容疑で起訴されており、有罪となれば終身刑が科される可能性がある。

 

 

 

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