中国との合同軍事演習、25年は5月中旬に実施

＜写真：Khmer Times＞

カンボジアと中国の両軍は5月14日から28日にかけて、第7回目となる大規模な合同軍事演習「ゴールデン・ドラゴン」を実施する予定である。

これは両国の包括的戦略的パートナーシップに基づく国防協力の一環であり、共同対テロ作戦および人道支援活動を主なテーマとしている。

訓練はコンポンチュナン州に位置するプノム・チュムリアック・レイ訓練センターにおける陸上・航空演習と、プレアシアヌーク州での海軍・航空演習の二拠点で行われる計画である。

これにより、カンボジア王国軍の主権擁護、防衛能力の強化、ならびに国際平和維持活動への貢献力向上が図られる見通しである。

ゴールデン・ドラゴン演習は2016年に初めて実施され、2018年から2024年にかけて計6回行われた。

ただし、2021年および2022年については新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止された。

直近の2024年の演習では、2000人を超えるカンボジア兵と760人の中国兵が参加し、14隻の軍艦、ヘリコプター、ロボット犬、装甲車両などが投入された。

今回の演習はカンボジア南部リアム海軍基地に新設された共同支援・訓練センターの開所を受けて実施されるものであり、両国軍の協力体制をさらに強化し、相互の信頼関係を深化させる契機となるとみられている。

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