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<写真:Khmer Times>
カンボジア・コンポンチャム州ストゥントラン郡で栽培されている「クメール・イエローバナナ」が、中国や日本をはじめとする国際市場において高い評価を得ており、輸出量の増加が続いている。
現地からは、1日あたり3〜10コンテナ分のバナナが海外に向けて出荷されており、その大半を中国および日本向けが占めている状況である。
農業開発を担うロンサーン・バナナ農園のヘン・ダヴィ代表によれば、同農園は現在約2000ヘクタールの農地でバナナを栽培しており、さらに数百ヘクタールの拡張計画が進行中である。
バナナはおよそ9カ月の生育期間を経て収穫され、輸出前には品質と安全性を担保するための複数の工程を経て包装されている。
この農園では、毎日6000〜7000房のバナナを収穫しており、主な輸出先として中国および日本が挙げられる。
中でも日本向けの輸出には、極めて厳格な食品安全基準への適合が求められている。
これについてダヴィ氏は「日本に輸出できるということは、世界市場全体において通用する品質を確保している証しである」と語っている。
一方で、国内市場における需要は依然として限定的であり、現時点では輸出が販売の主軸となっている。
今後の展開としては、さらなる生産拡大と品質管理体制の強化を通じ、国際競争力の維持と輸出先の多様化が課題となる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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