リアム基地に中国戦艦、軍事演習準備のため

リアム基地に中国戦艦、軍事演習準備のため
2024年05月10日(金)00時00分 公開
リアム基地に中国戦艦、軍事演習準備のため

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア国防省の報道官であるチューム・スチート将軍は、リアム海軍基地に停泊している中国人民解放軍海軍(PLAN)の戦艦2隻に関する説明を行った。

 

同将軍によると、戦艦2隻は16日にカンボジアで実施される「ゴールデンドラゴン2024」合同軍事演習の準備のために停泊しているという。

 

海外のメディアは戦艦2隻に関して、中国軍がリアム海軍基地を『軍事基地』として利用しており、世界で2番目に大きな中国の国外軍事基地であると非難している。

 

同将軍は「この報道は実際の状況を歪曲し、国内外の世論を誤解させ、カンボジアの行動と主権についての誤解を生じさせる意図がある」と述べている。

 

同将軍によると、中国海軍はカンボジア海軍に船舶や兵器の使用技術、その他の新技術に関する技術訓練を提供する予定である。

 

米国の研究機関が提供した衛星画像により、2023年12月以来、リアム海軍基地に2隻のPLAN戦艦が存在することが示されていた。

 

米国の衛星が提供した画像により、海外メディアの「中国がカンボジア領土に軍事基地を持っている」という憶測を煽ることになった。

 

カンボジア政府は、フン・マネット首相とフン・セン前首相のもと、カンボジアの土地に外国の軍事基地があるという主張を繰り返し否定している。

 

カンボジアは外国の軍事基地を領土内に設置することを禁じており、それは憲法にも違反する。

 

4月にフン・セン前首相は「なぜカンボジアに中国軍が必要なのか。憲法違反をして中国軍を国内に招き入れるほど愚かか。中国がカンボジアの独立を尊重する原則に反するだろうか」と問いかけていた。

 

フン・マネット首相も「どの国にもカンボジア領土内に軍事基地を設置させない。カンボジアを地域内のどの国に対しても基地として使用させない」と述べている。

 

 

 

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