カンボジアと日本、環境分野協力拡充の覚書に合意

カンボジアと日本、環境分野協力拡充の覚書に合意
2025年09月05日(金)00時00分 公開
カンボジアと日本、環境分野協力拡充の覚書に合意

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジアと日本は、天然資源および環境の持続可能な管理を強化し、カンボジア国内におけるキャッサバ(タピオカの原料)由来の生分解性プラスチック生産に対する日本からの投資促進を目的とした覚書(MoU)の締結に合意した。

 

この合意は、2025年9月3日にマレーシアで開催された第18回ASEAN環境大臣会議の場において、カンボジアのエアン・ソファレット環境相と日本の浅尾圭一郎環境相との協議を通じて形成されたものである。

 

浅尾環境相は、同年7月にプノンペンで開催された第22回アジア温室効果ガスインベントリアワークショップの成果に触れつつ、両国環境省間の緊密な協力関係の重要性を強調した。

 

また、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に基づき、温室効果ガス排出量の報告精度向上を目的とするインベントリ強化に関するMoUも併せて署名された。

 

一方、ソファレット環境相は、カンボジアのフン・マネット首相から浅尾環境相および日本政府に対する丁重な挨拶を伝えた上で、今回のMoUに基づく協力分野として、「環境保護のための科学技術」、「共同炭素クレジット制度」、「電動車(EV)の普及」、「海洋プラスチックごみの削減」、そして「カンボジア産キャッサバ由来生分解性プラスチックへの投資誘致」の重要性を強調した。

 

今回の協定により、両国は環境分野における包括的かつ戦略的な協力体制を築くこととなり、東南アジア地域における持続可能な開発の促進に向けて重要な一歩を踏み出した。

 

 

 

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