カンボジアと日本、テクノロジー犯罪対策で連携を強化

カンボジアと日本、テクノロジー犯罪対策で連携を強化
2025年11月14日(金)00時00分 公開
カンボジアと日本、テクノロジー犯罪対策で連携を強化

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジアと日本は、テクノロジーを悪用した詐欺犯罪への対策を強化することで合意し、両国の協力関係を一層深化させる方針を確認した。

 

11月12日、カンボジア政府の特別任務担当上級大臣であり、オンライン詐欺対策委員会(CCOS)議長を務めるチャイ・シナリス氏は、プノンペンで植野篤駐カンボジア大使と会談を行い、サイバー犯罪に対する協力体制の強化について協議した。

 

カンボジア情報省によれば、シナリス氏は、日本政府および国民による社会経済開発支援、人材育成、インフラ整備、人道的地雷除去といった多方面にわたる支援に対し、深い謝意を表明した。

 

特に、テクノロジー犯罪対策を含む安全保障分野での協力については、地域の平和と安定に寄与するものとして、その重要性を強調した。

 

同氏はまた、サイバー詐欺やテクノロジーを利用した犯罪の根絶に向けたカンボジア政府の強い取り組み姿勢を示すとともに、国際社会、とりわけ日本との緊密な連携の必要性を訴えた。

 

原因解明、能力構築、啓発活動といった複数の側面で各国が連携して取り組む意義を指摘している。

 

これに対し、植野大使はカンボジア政府による積極的な対応とCCOSの設立を高く評価した上で、日本人が関与する事件への迅速な協力に謝意を示した。

 

さらに、サイバー犯罪が国境を越えて発生する複雑な課題であることを踏まえ、サイバーセキュリティの強化、捜査能力の向上、国民への啓発活動などの分野において、引き続き支援を行う意向を表明した。

 

両者は、情報共有や能力構築を含む協力の枠組みを通じて、CCOSと日本大使館との間で連携を一層強化していく方針で一致した。

 

 

 

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