地方都市が洪水で甚大な被害、数千人が避難生活か

地方都市が洪水で甚大な被害、数千人が避難生活か
2018年07月19日 00時00分 公開
地方都市が洪水で甚大な被害、数千人が避難生活か


カンボジア国内の地方都市で洪水が発生し甚大な被害が出ている。また、18日、カンボジア国家災害対策委員会(National Committee for Disaster Management)は南シナ海で発生が予想されている台風に備えるために準備を急いでいると発表した。

18日、同委員会広報担当のKeo Vy氏はココン州、バッタンバン州、コンポンスプー州、シアヌークビル州、カンポット州で洪水が発生し、数千人の住民が避難生活を余儀なくされていると述べた。




同氏によると、ココン州、バッタンバン州における洪水被害が最も甚大だという。

ココン州では計3501家族が自分たちの村の外で避難生活を送っており、バッタンバン州では109棟の家と数千ヘクタール分の農作物が被害を受けているという。

Vy氏は「現在、被害を受けた村からの情報を集めている最中だ。ココン州とバッタンバン州での洪水被害が最も甚大で、住民は避難が必要な状況だ」と述べた。




 18日、カンボジア水資源気象省は声明で、新たな台風は中国の海南島(ハイナン島)で発生し、今週インドネシアに到達することが予想されていると述べた。

また、同省はカンボジアにも台風が到達する可能性が非常に高いため、村人に日常生活での注意と洪水に備えた対策を呼びかけた。

台風は7月19日から21日頃にカンボジアとベトナムの国境沿いの沿岸や高地、山岳地帯に到達すると見込まれている。また、トボンクムン州におけるメコン川の水位が10メートル上昇することも予想されており、警戒が呼びかけられている。

コンポンスプー州のVy Samnang氏は、Phnom Sruoch地区のPrey Romdol自治体とTaing Kcha自治体が洪水の被害を受けたと述べた。

同氏によると、洪水の影響で避難生活を余儀なくされている村人に州が援助をおこなっているという。

同氏は「我々は子供やご年配、女性に安全に暮らしてもらうために援助をおこなっている」と続けた。

一方、国道4号線では大雨の中、数百台のバイクを避難させた後、洪水が今もなお続いており水がひいていないという。洪水の水位は1〜10メートルで、現在、国道4号線の一部は封鎖中だ。

出典:KhmerTimes

関連記事
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories