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<被告人とその妻(写真提供:Koh Santepheap)>
11月28日、プノンペン裁判所で、違法な養子縁組を行い、4人の少女に無理やりわいせつな行為をしたとしてイギリス人男性とベトナム人女性の夫婦の裁判が行われた。
Thlang Phaneth裁判長は被告人をChamkar Mon区の賃貸アパートに住むClive Robert Kingsley(69)とChea Sokthy(27)だと明らかにした。
Phaneth裁判長によると、もしKingsley被告に児童売春の罪で有罪判決が下された場合は最高15年の懲役刑、児童売春斡旋の罪で有罪判決が下された場合は最高5年の懲役刑が言い渡されるという。
プノンペン市反人身売買・児童保護部門のColonel Keo Thea部長は、2016年にKingsley被告は4人のベトナム人の少女を養子にし、育児と英語教育を行うことを妻に伝えたと述べた。
「しかし少女らが被告人らと暮らしている間、度々Kingsley被告は少女一人一人に対して2000ドル(約23万円)〜3000ドル(約34万円)で性交渉を求めていた」とCol Thea部長は語った。
同氏によると、昨年4月27日、NGOの児童保護団体はKingsley被告が少女らを自宅に連れていく姿を目撃していたという。
同NGOの代表らは外で待機し、2人の少女が家から出てくると、Kingsley被告と一緒にいた理由を尋ねたとCol Thea部長は述べた。さらに同部長は、同NGOは少女たちからKingsley被告の自宅での出来事を聞き、警察に通報したと続けた。
同部長によると、通報があってから、反人身売買・児童保護警察は家宅捜索を行い、Kingsley夫妻を逮捕、4人の少女を救出したという。
11月27日の裁判で、Kingsley夫妻は容疑を否認した。同夫妻はプノンペン市に住んでいた貧しい家族から4人の少女を養子として引き取り、Kingsley被告は英語を教えていたと主張した。
Kingsley被告は裁判所に対して、英文学の教師であること、2015年にカンボジアへ移住してきたことを語った。
Kingsley被告によると、妻のSokthy被告に4人の養子を引き取ると告げた理由は、貧しい家庭で育った少女らが将来、就職に苦労しないために英語を教えたいと思ったからだという。
同被告人は性的児童虐待を否定している。
「Tuol Tumpoung2にある私の自宅で妻と一緒に少女たちと暮らしていたことは認めるが、性的虐待や性行為は行なっていない」と同被告人は述べた。
Sokthy被告もKingsley被告と少女らの性行為を斡旋したことを否定した。
「私が少女らと一緒に暮らしていた理由は、貧乏で学校にも通えなかった少女らの助けになりたかったからである。将来、就職して自身で生計を立てていけるよう、夫から英語を学んで習得してほしかった」とSokthy被告は述べた。
さらに「私は少女らに夫との性行為を一切強要していない」と続けた。
判決は12月12日に言い渡される予定だという。
出典:KhmerTimes
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