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<シアヌークビルで建設中の建物を背に、ビーチで楽しむ人々の様子>
経済財務省の最新報告によると、カンボジア開発評議会(CDC)は、今年1月〜5月最初に前年同期に比べ6倍にあたる36億ドル(約3900億円)の投資プロジェクトを承認したという。
具体的なプロジェクト名は明らかにされていないが、報告書では「tourism center」と「tourism vacation town」と記載されたプロジェクトが、それぞれ14億ドル(約1520億円)と15億ドル(約1630億円)に相当するという。
カンボジアの不動産調査会社CBREの取締役であるSothida An氏は24日のクメールタイムズ紙の取材に対し、交通インフラとカンボジアと世界の接続性の結果として観光関連プロジェクトの数が数年で著しく増加したと語った。
「直行便の急増し、より多くの外国人がカンボジアを訪れることが可能になった。また、観光客の流入により投資家を観光産業のプロジェクトに呼び込むことになった」と同氏は付け加えた。
観光省の最新統計によると、1月〜5月までにカンボジアを訪れた外国人観光客数は11%の増加し、290万人に達した。同省は年内に670万人の観光客がカンボジアを訪れると予測している。
9月に、中国のUnion City Developmentグループは、香港観光省の「Tourism Vacation Town」というプロジェクトに約12億ドル(約1300億円)を投資したと発表した。
同様に、シアヌークビルの「ソンサーリゾート」のデベロッパーは、10月にシェムリアップ州でのリゾートプロジェクトへの投資を計画していると発表した。同プロジェクトには2億5000万ドル(約271億円)の資金が投じられ、アンコール遺跡群からわずか25分の場所に敷地面積125ヘクタールを誇るリゾートが建設される予定だ。
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