内務省、CNRPのロゴ使用禁止を呼びかけ

内務省、CNRPのロゴ使用禁止を呼びかけ
2019年02月01日 00時00分 公開
内務省、CNRPのロゴ使用禁止を呼びかけ

カンボジア内務省は国民に対して、今後すでに解党されているカンボジア救国党(CNRP=Cambodia National Rescue Party)の紋章を掲げた者に対して法的措置を講ずると警告した。


25日、内務省総務部門のPrak Sam Oeunディレクターは、元最大野党のCNRPは2017年に最高裁判所に解党を命じられ、同党の上院議員118人は5年間の政治活動禁止を言い渡されたと話した。


内務省総務部門はCNRPを政党リストからすでに削除済みで、またCNRPは法律上もう存在していないという。


Sam Oeun氏は「CNRPのロゴを今後も使用する元党員は法を犯したとみなす」と語った。


28日、選挙監視団のSam Sokuntheamy代表は内務省に対して今回のロゴ使用禁止を呼びかけるように促した。


同代表は「CNRPはすでに解党されているため、同党のロゴを使用するのは誤った行為だ。今後ロゴを使用した者は法を犯したとみなし、禁固刑最長10ヶ月、罰金最大5000ドル(約55万円)が言い渡されるだろう。しかし、今回のロゴの使用を禁ずる呼びかけは初めてであるため、当局は法的措置を講ずる前に警告を与えてほしい」と語った。


27日、プノンペンで暮らす元CNRP党員のMorn Phalla氏は、今回の警告に脅威を感じていると話した。


同氏は「今回の警告は我々やその他政党の活動家にとって脅威である。我々は今後もサム・ランシー氏の帰還のために活動を続ける」と語った。


1月初旬、米国にいるCNRPの支持者はサム・ランシー氏のカンボジア帰還に向けた5点戦略を発表した。


しかし、先週、カンボジア王国軍(Royal Cambodian Armed Forces)は声明の中で、もしサム・ランシー氏がカンボジアに帰還することがあれば逮捕するつもりだと述べた。

 

出典:KhmerTimes

 

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