<シアヌークビル自治港内のトラックの様子( KT / Mai Vireak)>
先週、タイ政府がカンボジア政府に対して、両国の貿易を促進するため、シアヌークビル港とレムチャバン港の新たに接続することを提案した。
6日、タイの代表団がカンボジア当局と会合を開き、タイのチョンブリー県にあるレムチャバン港とシアヌークビル自治港との貿易について話し合いを行なった。
カンボジア側は、公共事業運輸省のTauch Chankosal国務長官が代表を務め、タイ側はNongnuth Phetchratana氏が代表を務めた。
8日、公共事業運輸省広報担当のVa Simsorya氏はクメールタイムズ紙の取材に対し、今回の訪問はシアヌークビルの港が直面している課題について話し合うことが目的だと語った。
先週初め、クメールタイムズ紙は、複数の国際的な物流業者がシアヌークビルの港での混雑に対して不満を漏らしていると報じた。
「タイはレムチャバン港をカンボジアと共有することを提案しており、シアヌークビルの港の混雑を懸念している」とSimsorya氏は語った。
Simsorya氏は、カンボジアはタイ側の提案を前向きに検討しているが、港を接続することでタイの税関職員との新たな問題が生じる可能性を懸念していると述べた。
「国境を跨いでタイ当局がどのように対応できるかを懸念していたため、タイ代表団に同問題を最初に解決するよう要求した」と同氏は語った。
8日、カンボジア貨物運送業者協会(CAMFFA)のSin Chanthy会長はクメールタイムズ紙の取材に対し、今回のタイとの協力はカンボジアの物流部門にとって良いニュースだと語った。
「港が実際に接続することで、両国にとって大きな利益や投資をもたらし、出荷時間の短縮に役立つ」と同氏は述べた。
Chanthy氏は、計画が実現した場合、タイに拠点を置く日韓企業がカンボジアへの進出を検討する可能性があると指摘した。
同氏は、カンボジアの貨物運送業者はベトナム南部のCat Lai港が最もカンボジアに近いため、同港を経由して3カ国に出荷していると話した。
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