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25日、ラオスとの国境近くに位置するストゥントレン州の管理当局は、Sekong川付近に住む村人に避難勧告を出した。今回の勧告は、ラオスのダム決壊事故を受け川の水位が上昇していることを受けて発令されたものだ。
カンボジア水資源省は声明で、Se-Pian Se Nam Noiダムが決壊したことでラオスとの国境付近のストゥントレン州にも大量の水が流れ込んでいると述べた。
同省によると、建設工事中にSe-Pian Senam Noiダムが決壊した原因は、暴風雨に伴う洪水だという。
現在、今回のダム決壊事故の影響で、ストゥントレン州のThmar Keo自治体、Santepheap自治体、Sekong自治体において洪水が発生している。
カンボジア水資源省は声明で「Sekong川の水位は11.3メートルに達した。緊急事態と測定される水位は11.5メートルだ。現在、ストゥントレン州の管理当局が村人に避難勧告を出している」と述べた。
ストゥントレン州知事のMom Saroeun氏によると、管理当局は村人に対し高地に避難するよう勧告しているという。現在、甚大な被害を受けた村人は確認されていない。
同知事は「我々は村人に安全な高地に避難するように呼びかけている。ラオスの決壊したダムから濁流が迫ってきている」と語った。
ラオス政府は、Attapeu州におけるダム決壊事故を受け、数千人の国民に避難指示を出している。
24日、ラオスのニュースサイトは、ダム決壊事故で国民の複数人が死亡、数百人が行方不明だと報じた。
メコン川委員会(MRC=Mekong River Commission)によると、カンボジア国内の川でも今後水位が急上昇することが予想されているという。
出典:KhmerTimes
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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