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1日、カンボジア保健省は中国製の狂犬病ワクチンがガイドラインに従わず製造されているという懸念を受け、国内全ての薬局、病院、その他医療サービスセンターに対し、即座に中国製の狂犬病ワクチンの販売をやめるように警告した。
保健省は声明で、狂犬病ワクチンは中国系企業であるChangchun Changsheng Life Sciences株式会社により製造され、同じく中国系企業のK-Man株式会社によりカンボジア国内で販売されていたと述べた。
また保健省は声明の中で、今後国内で同ワクチンが輸入されたり販売された場合、関与した者を取り締まると警告した。
同省薬物食品部門のBun Keat代表は、会議で多忙であることを理由に今回の件に関する詳しいコメントは控えた。Hean Kimseat副代表も同様にコメントを発表していない。
K-Man株式会社のMeng Srun代表は、Changchun Changsheng Life Sciences株式会社からワクチンを輸入・販売していたのは、Changchun Changsheng Life Sciences株式会社が中国で有名な小売業者だからだと述べた。
同代表は、Changchun Changsheng Life Sciences株式会社が中国でのワクチン製造において法に抵触する問題を抱えていたため、6ヶ月前に輸入停止をしたと付け加えた。
同代表は「現在、中国政府はChangchun Changsheng Life Sciences株式会社を詐欺行為の疑いで調査している。まだ、最終的な調査結果は出ていない。中国政府は製造会社に一時的に製品を製造して我々に流通させるように求めたものの、我々は半年前に輸入と販売を停止したことを告げ、要求を拒否した」と語った。
また、同代表によると、K-Man株式会社はカンボジア保健省に対し、販売したワクチンのリコールをすることを報告したという。
K-Man株式会社のSrun代表は「我々は既に国内でワクチンを回収するために調査をおこなっているが、まだ問題のワクチンは見つかっていない」と語った。
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