プノンペン、処方箋のない医薬品販売の禁止を呼びかけ

プノンペン、処方箋のない医薬品販売の禁止を呼びかけ
2018年10月29日 00時00分 公開
プノンペン、処方箋のない医薬品販売の禁止を呼びかけ

プノンペン保健当局は各薬局に訪問客に対して処方箋として認められていない医薬品を販売しないように訴えた。

 


26日、プノンペンの保健当局職員であるVan Thouk氏は、薬局に対するトレーニングセッションで医薬品は医師のみが処方することが許可されていると述べた。


同氏は「これは国民全員にも伝えたいことだ。病気になったり体調が悪くなったとき、自己判断で薬局で薬を買わずに医師の指示を仰いで薬を服用してほしい。また、全ての薬局は店内にある薬をカウンターの裏に置き、国民が自らの判断で購入し健康被害を受けることを防いでほしい」と語った。

 


医薬品販売機関のLey Sopheap代表は、カウンターで仕切りを設置することなく医薬品を販売すると消費者が乱用する恐れがあると述べた。


薬用品の乱用を防ぐために薬局に対して薬用品の販売方法に関して注意を促さなくてはならないという。


Sopheap代表は「薬剤師は薬用品の適切な保存方法を把握し、訪問客に薬用品を販売する前に処方箋の有無を確認してほしい」と語った。


プノンペン在住のSam Oeunさん(55)は重い病気に罹ったとき以外は医者に見てもらうことはないと話した。インフルエンザや風邪、頭痛の際は自ら直接薬局に行き、医薬品を購入するという。


Oeunさんは「重い病気でない限り、医者にかかることはなく薬局に直接行く。医者に見てもらうと時間の無駄になるためだ」と語った。

 


カンボジア保健省の報告書によると、国内には2450の薬局があり、また3426種類の医薬品が輸入されているという。


また、当局が305の薬局で立ち入り調査を行ない、44の薬局が医薬品の販売方法や違法医薬品の販売を理由に罰金を科された。


昨年、プノンペンのKhuong Sreng知事は保健省の定めた規則に従っていない薬局を摘発すると述べた。


同知事はライセンスを持たずに営業している薬局、そして違法医薬品の販売を撲滅すると掲げている。

 

出典:KhmerTimes

 

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