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14日、オーストラリア人女性で代理出産ビジネスを行なった疑いが持たれているTammy Davis-Charles容疑者が今年5月に釈放されていたことが警察の発表で明らかになった。
Davis-Charles容疑者だけでなく、一緒に代理母出産ビジネスを行なっていたPech Rithy容疑者とSamrith Chan Chakriya容疑者も釈放された。
内務省一般犯罪部門代表のBe Tea Leng氏は「容疑者3人は5月22日に、刑期を終えたため釈放された。また、オーストラリア人女性は1000ドル(約11万円)の罰金も支払った」と語った。
Davis-Charles容疑者は2016年に、Pech Rithy容疑者とSamrith Chan Chakriya容疑者とともにプノンペン警察に逮捕された。
2017年、Davis-Charles容疑者は他のカンボジア人の容疑者2人とともにプノンペン裁判所に禁固刑18ヶ月を言い渡された。容疑者は代理母出産ビジネスをタイで行い、その後タイで取り締まりが厳しくなり、カンボジアに移動してビジネスを行なっていたとみられている。
今年1月、Davis-Charles容疑者は目や肌に関する病気を訴え減刑を求めたが、裁判所は要求を拒否した。
容疑者は、オーストラリア人同性カップルに対して代理母出産ビジネスを行っていた。
容疑者は公判で、タイで代理母出産の取り締まりが厳しくなったため2015年にカンボジアに移住してきたと述べた。
容疑者は代理母出産で子供を一人生むたびに5万ドル(約550万円)を海外にいる親から受け取っていたという。また、1万ドル(約110万円)を共犯者のカンボジア人女性に支払って産んだ赤ん坊を親のもとへ運んでもらい、Rithy容疑者に400ドル(約4万4000円)〜1500ドル(約16万円)を支払って出生届やその他書類の準備を依頼していた。
今回の容疑者逮捕を受け、カンボジア政府は女性のために代理母出産を合法とする法案の準備を進めているという。代理母出産の可否については国によって見解が異なり、インドやネパール、タイでは法律で禁じられている。
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