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<国家選挙委員会の職員が26日に行われた地方評議会選挙の開票作業を行う様子(KT/Khem Sovannaraより)>
26日夜、カンボジア国家選挙委員会は地方評議会選挙に99.94%の評議員が投票行ったことを発表した。
国家選挙委員会のNuth Sokhom副委員長によると、今回の地方評議会選挙には1万1572人の評議員のうち1万1565人が投票したという。
同副委員長は「投票の行わなかった7人の評議員のうち、Krekコミューンの評議員は交通事故で亡くなり、Tboung Khmum州の評議員も投票所に向かっている最中に亡くなった。他の6人は理由なく棄権した」と述べた。
同副委員長は、投開票はスムーズに進み、問題は発生しなかったと述べた。
同副委員長は「今回の選挙は平和に行われ、暴動や脅迫などは発生しなかった」と続けた。
また、今回の選挙結果は6月8日に発表されると話した。
カンボジア人民党(CPP)のOuk Kim Han氏は、中間報告によるとCPPが投票の大部分を獲得したことを明らかにした。
同氏はCPPが獲得する議席数はわからないと述べながらも「CPPは今回の選挙で過半数の議席を獲得した」と述べた。
今回の地方評議会選挙では、プノンペンや24州の評議会の559議席とカンボジア国内の区やコミューンの3555議席の獲得をめぐり選挙戦が繰り広げられた。
また、Kim Han氏はフンシンペック党やクメール国民統一党(KNUP)などCPP以外の政党も議席を獲得したことを明らかにした。
KNUP広報担当のRun Meatra氏によると、KNUPはプノンペンや他の州で議席を獲得したが、正確な数は把握していないという。
26日、国家選挙委員会広報担当のHang Puthea氏は、プノンペンのPreah Yukunthor高校に設置された投票所を視察するため訪れたという。
同氏は「国内の状況は安定している」と述べた。
同氏はCPPをはじめ、フンシンペック党、KNUPなど合計7党が今回の選挙に参加したと話した。他4党はクメール決起党(KRP)、カンボジア青年党(KYP)、クメール意思党(KWP)、クメール国民党(KNP)だ。
Puthea氏は「カンボジアは民主主義を尊重している国だ。今回の選挙も法に基づいて行われた」と続けた。
選挙監視を専門として行うNGO団体ニクフェク(Nicfec)のSam Kuntheamy代表は、地方評議会選挙は必要なかったと主張した。
<26日、投票者が投票するために並んでいる様子(KT/Khem Sovannaraより)>
Kuntheamy代表は「地方評議会選挙は行うべきではなかった。全ての政党がそれぞれの党員が投票することは明らかであり、結果はわかっているため、選挙ではなく任命制で充分だ」と続けた。
今回の選挙は秘密投票で行われ、コミューンの評議員のみ投票権が与えられている。
26日、プノンペン知事のKhuong Sreng氏は、政府の支援によりプノンペンの投票が安全に行われたと話した。
Sreng氏は「内務省を通じて、有権者に対する安全管理や警備が強化された。警備は素晴らしかった」と述べた。
また、同氏はプノンペンの有権者899人が14ヶ所の投票所で投票を行ったと述べた。
同氏は「今回の選挙はカンボジアの民主主義を象徴している」と続けた。
高等教育協会(Higher Education Association)のHeng Vanda会長は、投票当日に暴動などは発生しなかったと話した。
同会長は「今回の地方選挙は、過去に行われた総選挙よりスムーズに行われた。今回のような選挙が続くことを期待している」と続けた。
Pagoda Children Intelligent and Student AssociationのSiem Sok Heng氏は、国家選挙委員会が今回の選挙のスムーズな運営を支えたと話した。
同氏は「今回の選挙はスムーズに行われたため、素晴らしかった」と続けた。
プノンペンBoeng Keng Kang区Tuol Svay Prey IIコミューンの評議員を務めるLoek Yan氏は、今回の選挙によりカンボジアが発展することを期待しているという。
同氏は「今回の地方選挙に投票できて嬉しい」と話した。
出典:KHMER TIMES
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