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<アユタヤ銀行のDi Wallet QRコード決済サービスでQRコードを読み込む顧客(写真提供:Bangkok Post)>
タイのアユタヤ銀行はQRコード決済システムをカンボジアや他近隣地域に拡大することを計画しているという。
クルンシイの通称で知られるアユタヤ銀行がカンボジア、ラオス、ベトナムで利用可能なQRコード決済システムを作成予定だと6日、Bangkok Post紙は報じた。
アユタヤ銀行のデジタルバンキング・イノベーション部のThakorn Piyapan部長は「来年のサービス拡大に向けて現在交渉を進めている」と語った。
サイアム商業銀行、カシコン銀行、バンコク銀行の利用者はQRコードを読み込むことで Quick Respondを通じた国際支払いが可能になるとPiyapan部長は加えた。今後、同サービスは今後、タイ国内の他銀行にも拡大予定だ。
2月、カンボジアとタイの主要銀行はQRコードでの決済システムに関する覚書を締結した。現地通貨での国家間送金を促進する目的の本サービスは「Interoperable QR Payment」と名付けられている。
旅行者の支払い簡素化と両国の通貨を強化する目的で導入されるという。
6月、FTB銀行(Foreign Trade Bank of Cambodia)、アクレダ銀行、サイアム商業銀行 (SCB)が同スキームに参加したとカンボジア中央銀行は発表している。
カンボジア中央銀行によると、参加表明した3つの銀行はスポンサー銀行となり、同決済サービスを利用したい他の銀行と協業するという。
今年中に国家間のQRコード決済システムはリリースされる予定だ。
カンボジア中央銀行のChea Chanto総裁との会合でタイ銀行のVeerathai Santiprabhob総裁はカンボジアとタイの間で国家間決済インフラがどのように発展していくか楽しみだと述べた。
「スマートフォン決済が一般化しているタイの観光客にとってカンボジアは人気の観光地なので、Interoperable QR Paymentは非常に重要だ」と同総裁は語った。
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