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<写真:Khmer Times>
カンボジア物流協会(CLA:Cambodia Logistics Association)は、物流・運輸業の新型コロナウイルスによる深刻な影響に懸念を示している。クメールタイムズ紙(電子版)が報じた。
我々は差し迫る破産危機に直面しており、既に数社が破産し、支払い能力がないということを申告しているとカンボジア物流協会(CLA:Cambodia Logistics Association)は声明を発表している。
カンボジア物流協会(CLA:Cambodia Logistics Association)のSin Chanthy会長はクメールタイムズ紙の取材に対して、カンボジアでも新型コロナウイルスによる影響を受けており、新型コロナウイルスの影響は全ての業種に及んでおり、特に物流業界はカンボジアだけではなく世界中で深刻な影響が出ていると話した。さらに、物流業界への影響は今後も続くとしている。
Sin会長によると、カンボジアの物流・運輸企業で働く従業員は仕事を失っており、今後の解決策が見えない状況が続く場合、事業活動を中止せざるを得ないという。
現在、航空会社は減便や運休を相次いで発表しており、航空輸送の価格は急激に上昇している。さらに、国境閉鎖や入国制限で国境輸送も制限されている状況だという。
また、Sin会長によると多くの物流・運輸会社では、スタッフの感染予防のためにマスクや手袋、アルコール消毒液などを購入するため、経費が増えておりかかっているという。
さらに、アメリカとEU市場のバイヤーによる縫製工場、履物、旅行バッグなどの注文が一時停止されたことも輸送事業に影響を与えているという。
それに加え、顧客から支払いの遅延で、キャッシュフローが悪化し、銀行ローンを返済できない企業もあるという。
カンボジア物流協会(CLA:Cambodia Logistics Association)は、プノンペンと地方の税務局により行われている監査と、貨物を出荷するための管理費と手数料は、輸送および物流会社にとって大きな障害になっているとしている。
Sin会長は、「税金を徴収することが税務局の仕事ではあるが、今回の新型コロナウイルスによる苦境にもっと敏感になり、状況が通常に戻るまで監査を遅らせるべきだ。コストの上昇や収益の減少、当局からの支援の欠如が、すでに倒産寸前まで影響を及ぼしている。」と話した。
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