プノンペン新国際空港の建設入札、透明性に疑問の声上がる

プノンペン新国際空港の建設入札、透明性に疑問の声上がる
2020年12月09日 18時09分 公開
プノンペン新国際空港の建設入札、透明性に疑問の声上がる

<写真:Khmer Times>

 

プノンペン近郊で建設が進む新国際空港の建設を巡り、入札の不透明性を指摘する声が上がっている。

カンボジア民間航空局(SSCA)は、公正に請負業者の選定を行なったと主張し、批判は事実無根と反論した。

8日、クメールタイムズ(電子版)が報じた。

 

不透明性が指摘されたのは空港の設計と建設に関する4億500万ドル(約421億5200万円)規模の契約で、カンボジア民間航空局(SSCA)によって却下されていた。

問題の契約は、入札過程の後に中国のMetallurgicalCorpが落札していた。

 

Nikkei Asiaの報道によると、新空港の建設については、大部分を中国が資金援助をしており、新空港の建設を手がけているのは雲南省投資控股集団、雲南省建設投資グループなど中国企業だ。

 

2日、Radio Free Asiaに公開された記事では、カンボジアは落札において中国を優遇しており、入札プロセスが不透明で説明責任も果たしていないと非難した。

カンボジア民間航空局(SSCA)はこの批判について事実無根だと反論している。

 

新プノンペン国際空港には、オランダの空港コンサルタントおよびエンジニアリング会社NACOやイギリスの設計事務所フォスターアンドパートナーズ、イギリスとカナダの合弁会社であるアトキンス、シンガポールのチャンギ空港プランナーなど多国籍企業が多数関与している。 

 

 

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