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<写真:Khmer Times>
11日、地雷除去活動を行っている非営利組織のAPOPOが、カンボジアの地雷探知で大活躍したアフリカオニネズミの「マガワ」が死亡したと発表した。8歳だった。
APOPOによると、マガワは穏やかに死を迎えた。
先週のマガワの健康状態は良好で、いつものように遊んでいたが、週末にかけて元気が無くなり、寝ている時間が長くなっていた。
最後の数日は餌に関心を示さなくなっていたという。
APOPOはマガワが命を救ったレガシーは永遠に残ると述べ、素晴らしい功績に感謝すると追悼。
マガワによる貢献のおかげで、カンボジアの人たちは命や手足を失うことを恐れずに生活したり働いたり遊んだりできるようになったと指摘した。
2014年にタンザニアで生まれたマガワはAPOPOでトレーニングを受け、カンボジアのシェムリアップ州とプレアヴィヒア州で地雷探知の活動を行なった。
このマガワは、地雷の上を歩いても爆発させないほど体重が軽く、人であれば最長4日かかるテニスコート分の地雷探知をわずか30分ほどで終えられる素早さが地雷の探知に適しているとされていた。
マガワは昨年6月に引退するまでの5年間で地雷71発、不発弾38発を発見し、東京ドーム約5個分(サッカー場31個分)の敷地を人々が住めるようにしたという。
マガワは人命救助に貢献したとして、2020年9月にはネズミで初めてイギリスの動物愛護団体PDSA(People's Dispensary for Sick Animals)から金メダルが贈られていた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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