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<写真:Khmer Times>
新型コロナウイルス感染の拡大や、国境が制限されていることから、カンボジアでは国内では合成麻薬の生産が増加しているという。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
カンボジア国家薬物対策機関のGen Vyrith氏によると、犯罪者はカンボジア国内で半合成または合成麻薬を製造しているという。
同氏は、簡単に身を隠すことができ、麻薬を製造する機械を設置するための倉庫があれば、生産することができると述べた。
また、「以前までは、カンボジアは国外から薬物の密輸が行われている国だったが、現在犯罪者らは国内で麻薬の製造をしているようだ。国内で麻薬を製造すれば、あとは市場を拡大するだけだ。犯罪者らはすでに麻薬を製造し、海外で販売できない場合には国内で販売するため、当局がこのような犯罪を取り締まるのは非常に困難だ」と続けた。
同氏によると、カンボジアを経由する麻薬のほとんどは、ミャンマーのゴールデントライアングルと呼ばれる地域からのもので、カンボジアとラオスの国境を経由して国内に密輸されているという。
同氏は、現在カンボジア国内では、新型コロナウイルス感染防止への取り組みに専念していることから、薬物犯罪の取り締まり件数が減少しているものの、取り締まりでは大量の麻薬が押収されていると述べた。
当局は、あらゆる国境を超えた麻薬の密売を取り締まるため、他の国々と協力しているという。
内務省の反薬物部門によると、1月1日〜3月2日までの期間中、警察は薬物事件1100件を取り締まり、2438人を逮捕した。
さらに、麻薬計643kg、乾燥大麻31kg、化学成分173tを押収したという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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