カンボジア、女性の30%が15歳〜19歳で妊娠を経験

カンボジア、女性の30%が15歳〜19歳で妊娠を経験
2022年06月24日(金)15時10分 公開
カンボジア、女性の30%が15歳〜19歳で妊娠を経験

<写真:Khmer Times>

 

保健省が発表した最新の報告によると、カンボジア国内では10代の妊娠率が30%に上昇した。

 

クメールタイムズ(電子版)が報じた。

 

保健省の2021-2022年の報告では、15歳〜19歳の30%が20歳前に妊娠しており、母親と新生児両方の健康が危険に晒されていることが明らかになった。

 

15歳の妊娠率は2%であるのに対し、19歳の妊娠率は30%に及んでいる。

 

保健省国立母子保健センター(NMCHC)のKim Rattana所長は、20歳以下の妊娠は、母体と新生児の両方にとって危険であると述べ、「農村部では親が娘に10年早く結婚するよう求め、まだ身体の準備が整っていない時に妊娠する。こうした間違った習慣は流産に繋がる」と続けた。

 

同所長は、「20歳以下の妊娠は女性の身体を弱くし、栄養失調の新生児を出産する可能性が高くなる。また、母親が不健康だと乳児死亡率も高くなる」と述べ、10代の妊娠のほとんどは、教育を受けていない農村部の少女の間で起こっていることを指摘した。

 

同所長によると、「10代の結婚と妊娠のリスク」についての認識を広めるため、関係当局への支援の拡大が行われる。

 

報告によると、農村部では都市部よりも10代の妊娠が多く、10代の妊娠率が最も高いのはストゥントレン州、次いでラタナキリ州、プレアヴィヒア州、クラチエ州、モンドルキリ州と続いている。

 

ストゥントレン州保健局のOung Soviet局長は「10代の妊娠に伴うリスクを知らない人たちもいる。国内にはいまだに古い習慣に習い、伝統的な方法で出産する人もいるが、これは母体と新生児の両方の命を危険にさらすこととなる。農村部では、14歳か15歳で結婚し教育を放棄する。そして1年後には出産して子育てを始める」と話した。

 

プレアヴィヒア州のPok Ravy副知事は、「人々は非常に伝統的で家族文化に従っており、州当局が15歳〜19歳の子供に結婚や妊娠を強制する習慣をやめるように強制することはできない」と述べた。

 

一方で、10代の母親がいる家庭へ保健所の職員が訪問し、10代の妊娠のリスクについて教育する予定であり、少女を早婚と妊娠に追い込むという考え方を変える努力はできるとした。

 

Plan International CambodiaのYi Kimthan氏によると、新型コロナウイルスの流行期間中に、結婚のために学業を諦めた子供の数が増加している。

 

同氏は「早婚が、身体の準備ができる前に妊娠する原因となっている。また、妊娠や避妊法についての基本的な知識が不足している。私たちは政府関係者と緊密に連携し、児童婚や10代の妊娠がもたらす悪影響について説明し、指導していく」と語った。

 

 

 

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