カンボジア、高校のカリキュラムに中国語を追加 一部で試験運用へ

カンボジア、高校のカリキュラムに中国語を追加 一部で試験運用へ
2022年11月11日 18時01分 公開
カンボジア、高校のカリキュラムに中国語を追加 一部で試験運用へ

<写真:Khmer Tiems>

 

教育・青少年・スポーツ省によるパイロットプロジェクトとして、カンボジア国内3州20の高校で中国語がカリキュラムに追加される。

 

これは9日にハン・チュン・ナロン教育相と中国の王文天駐カンボジア大使が署名した覚書に基づくプロジェクトとして進められている。

 

同省のRos Soveacha報道官によると、中国語は段階的に高校のカリキュラムに追加され、国内の全ての学校が対象となるわけではないという。

 

このパイロットプロジェクトは3州20校から開始され、7〜12年生までの生徒が中国語を学ぶ予定であるが、現時点では対象となる3州と学校はまだ決定していない。

 

同省は学生が中国語の学習を開始できるよう、プロジェクトの詳細について中国当局と協力するとしている。

 

プノンペン教育・青年・スポーツ局のHem Sinareth局長によると、私立学校に通う多くの生徒が第二言語として中国語を学んでおり、このパイロットプログラムがプノンペン都内の高校で実施されれば、中国語を学ぶ意欲のある生徒が在学中に学ぶことが可能となる素晴らしい取り組みである。

 

また、中国語での会話や書くことができるようになれば、高収入の職につく機会も増える可能性が高い。

 

シェムリアップ州教育・青年・スポーツ局のLy Bunna 局長も同様に、「高校では週に2〜3時間の英語の授業があり、そこに中国語が追加されれば就職の見通しがよくなる」と述べている。

 

一方でカンボジア独立教師会のOuk Chhayavy氏は、カリキュラムへの中国語追加を評価するとともに、教師のリソース確保の課題を指摘している。

 

 

 

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