2022年腐敗認識指数、カンボジアは180カ国中150位に

2022年腐敗認識指数、カンボジアは180カ国中150位に
2023年02月01日 15時11分 公開
2022年腐敗認識指数、カンボジアは180カ国中150位に

<写真:Unsplash>

 

カンボジアの2022年度腐敗認識指数(CPI)は180カ国中150位となり、2021年の157位から7つ上昇した。

 

国際NGOのトランスペアレンシー・インターナショナル・カンボジア(TIC)によると、カンボジアのCPIスコアは24点で、前年より1点増加した。

 

腐敗認識指数(CPI)は、トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年、国や地域別にその公的部門がどの程度腐敗しているか、点数化してランキング形式で公表しているもので、国際的にも認知されている指標である。

 

点数は0〜100点で100に近ければ近いほど腐敗が少ないとされる。

 

ASEAN諸国ではシンガポール(5位)がトップとなり、次いでマレーシア(61位)、ベトナム(77位)、タイ(101位)、インドネシア(110位)、フィリピン(116位)、ラオス(126位)、カンボジア(150位)、ミャンマー(157位)と続いた。

 

ブルネイについては、トランスペアレンシー・インターナショナルに十分なデータを提供していないため、この指数には含まれていない。

 

TIC事務局長のPech Pisey氏は1月30日に行われた記者会見で「25点以下の国は腐敗が進んでいるとみなされる。カンボジアは順位を上げたが、点数は1点しか上がっておらず、改善はわずかである」と述べ、カンボジアは未だに腐敗度が高いことを指摘した。

 

また、同氏はカンボジア政府に対し、汚職に対する制裁や表現・結社・集会の自由に対する制限の廃止、真に独立した社会的監視を行う公的機関の設立、国際基準を満たす汚職防止法や情報公開法の公布といった改善策を今後1年間で実施するように提言した。

 

2022年の上位3か国はデンマーク(90点)、フィンランド(87点)、ニュージーランド(87点)で、下位3か国はソマリア(12点)、シリア(13点)、南スーダン(13点)であった。

 

日本は73点で18位となっている。

 

 

 

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