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〈写真:Khmertimes〉
カンボジア北西部シェムリアップ州に位置する世界遺産・アンコール遺跡群は、2025年1月から4月までの4か月間で47万4810人の外国人観光客を受け入れた。
この数字は前年同期比で12.68%の増加となっており、観光業の回復傾向が明確に示されている。これに関するデータは、アンコール入場券の販売を担当する国営企業アンコール・エンタープライズの報告書によって明らかになった。
同期間の入場券収入は2220万ドルに達し、前年同期比で11.5%の増加を記録した。4月単月では、外国人観光客は7万6279人にのぼり、収入は349万ドルとなった。
カンボジア観光省のフン・ダニー報道官は、政府と民間部門の連携による観光促進施策が成果を上げているとし、この取り組みが外国人観光客の増加につながっていると評価した。
また、カンボジア旅行業協会(CATA)のチャイ・シヴリン会長も、航空路線の拡充や自動券売機の導入といった利便性の向上が、観光客の増加を後押ししていると述べた。観光省と関連機関による協調的な取り組みが功を奏しているとの見解を示している。
政府は2025年1月に新たなチケット発券・検査システムを導入した。これにより、外国人観光客や旅行代理店がより柔軟に入場券を購入できるようになり、観光地としての利便性および魅力の向上につながっている。
アンコール遺跡群は、9世紀から13世紀にかけて建立された91の寺院で構成され、総面積は401k㎡に及ぶ。1992年にはユネスコの世界遺産に登録され、カンボジア国内随一の観光地として広く知られている。
2024年の年間総計では、アンコール遺跡群には延べ102万人の外国人観光客が訪れ、入場券収入は4780万ドルに達した。観光業の回復と今後の成長が期待される状況である。
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