カンボジア、バイクの交通違反者の大半がヘルメット非着用

＜写真：Khmer Times＞

2022年にカンボジア当局はバイクの交通違反11万5801件を取り締まり、そのうち94%がヘルメット非着用であったことが国家交通安全委員会の報告で明らかになった。

同委員会のMin Manavy事務局長によると、バイク事故の件数は4403件で、そのうち3054件はヘルメット非着用であった。

夜間は大半のバイクドライバーがヘルメットを着用しておらず、死傷者が出る交通事故発生率が高かったという。

また、国内で最も多い交通事故の原因は飲酒運転、薬物使用、スピード違反であった。

Advocacy and Policy Institute（API）のエグゼクティブディレクターであるLam Socheat氏は、未だに法を遵守せずにヘルメット非着用でバイクを運転する違反者が多いことを指摘した。

また、こうした問題は交通法規の理解や教育不足、関係当局による法律の周知不足が原因であり、今後は交通事故が減少するように法執行が強化され、効果的な新法が公布されることを望むとした。

サーケン内務大臣1月30日に行われた交通安全会議で、交通事故は依然として憂慮すべきものであると指摘し、国内の企業やバイク販売店に対して購入者にヘルメットを無料で提供するように呼びかけた。

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