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<写真:Khmer Times>
台湾の大学生2人がカンボジアにあるサイバー詐欺の拠点に人身売買され、武装した男たちに拘束され強制労働させられていたことが明らかとなった。
台湾警察は学生らの帰国を受け、国外の高収入求人に関する注意喚起を強化している。
台中市清水警察分局によると、被害に遭ったのは18歳の李さんと19歳の林さんである。
2人はソーシャルメディア上で「香港での高給職」をうたう広告を見て応募し、2025年3月に香港を経由してカンボジアへ渡航した。
プノンペン到着後、現地で武装した男たちに拘束され、自由を奪われた状態でサイバー詐欺業務に従事させられていた。
李さんの祖父が「身代金を要求する連絡を受けた」として警察に通報し、台湾当局はカンボジア当局と連携して救出を実施した。
祖父は13万6000台湾元を送金したが、犯行グループは「別の組織に奪われた」と主張し、追加の金銭を要求していたという。
被害者2人はいずれも低所得家庭の出身であり「家計を支えるために仕事を探していた」と警察に対して説明している。
李さんは「SNS広告を信じてしまった。もっと注意すべきだった」と述べ、後悔の念を示した。
台湾警察は現在も捜査を継続しており、特に夏季休暇中の学生を狙った国外求人詐欺に対して警戒を強めている。
警察は「高収入をうたう海外の求人情報は、慎重な確認が必要である」として、市民に注意を呼びかけている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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