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<写真:VnExpress>
フンセン首相は14日、7月の総選挙後に新政権が発足した際、首相の座から辞任する意向を強く示唆した。
ABCニュースが報じた。
フンセン首相は38年間に渡って首相を務めており、2018年に行われた前回総選挙では2028年までの在任を宣言していた。しかし、2021年12月に首相は「選挙で当選すれば支援する」として、長男のフン・マネット氏を後継首相に指名することを発表している。
フン・マネット氏は複数の重要な役職に任命されており、2018年にはカンボジア人民党中央委員865人の中から37人で構成される意思決定機関の常任委員に昇格し、事実上の政治側近の一員となっていた。
首相は1970年代にクメール・ルージュの中堅司令官を務めた後、ポルポト派から離脱してベトナムへ亡命したが、1979年1月にクメール・ルージュ政権が打倒されると直ぐにカンボジア新政府の幹部となった。
フンセン首相の長期政権は事実上、独裁体制で権力を維持している。報道によると、首相が率いるカンボジア人民党は次の世論調査でトップになることが確実である。
2018年の総選挙では、野党カンボジア国民救援党が政権転覆を企てたとして解散を命じられ、カンボジア人民党が全議席を獲得していた。
首相は14日にポーサット州の水力発電所を訪問した際、「外相や副首相の期間を含めると国家指導者としてのキャリアが長過ぎる44年にも及ぶ。私たちの後を継ぐ若い世代が現れた」と述べ、自身が辞任した後は新首相を支持することを宣言している。
選挙後のカンボジア新政府は9月に発足する可能性が高いという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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