
<写真:iStock>
昨年11月にコンポンスプー州のDoeum Angkrong産科クリニックで発生した医療事故に関連して、被害者となった女性が16日朝に死亡したことが明らかになった。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
女性が入院していたカルメット病院のラム・ダラ副院長によると、被害者女性は自宅看取りのために救急車でカンダール州の自宅へ移送された後、息を引き取ったという。
被害者女性は過去数日間に渡って重篤な状態にあり、15日には呼吸器の使用が必要になる危険な状態であった。
16日午前4時に被害者女性の家族が自宅で看取ることを希望し、同病院の医師同行の下で女性の移送が行われた。
被害者女性は自宅で暫く休息した後に、呼吸困難に陥って息を引き取ったという。
昨年11月10日に行われた人工妊娠中絶手術時に、被害者女性の腸が損傷する医療事故が発生していた。被害者女性は翌日に退院したが、11月22日に激しい腹痛に見舞われ、同クリニックで治療を受けた後にカルメット病院へ移送された。
また、被害者女性の義兄によると、女性はタイでも緊急治療を受けたが、損傷した腸を接合することはできず、いつになるのか解らない移植手術を待つことはできなかった。
死期が近付いた被害者女性は夫や家族に「生きたい」という想いを伝え、専門的な治療を泣きながら懇願していたという。
しかし、既に痛みを緩和する以外に手の施しようがない状態であった。
保健省はこの医療事故を受け、昨年12月8日にDoeum Angkorng産科クリニックのライセンスを取り消している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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