中絶手術で患者の腸損傷、クリニックによる補償金1万ドルで和解へ

中絶手術で患者の腸損傷、クリニックによる補償金1万ドルで和解へ
2022年12月07日 16時14分 公開
中絶手術で患者の腸損傷、クリニックによる補償金1万ドルで和解へ

<写真:iStock>

 

訓練を受けていない助産師が中絶手術を行い患者の腸を切断した医療事故で、産科クリニックが被害者の家族に1万ドル(約137万7620円)の補償金を提示し、和解する方向で話が進められている。

 

被害者の母親であるL.P.さんによると、家族はクリニックの院長であるSous Chan Reaksmey医師から数日前に連絡を受け、同クリニックに対する苦情を取り下げるように懇願されたという。

 

同医師は助産師が腸の一部を切断したことを認めており、L.P.さんはこれ以上この事故に関わりたくないとして、告訴せずに補償の申し出を受け入れることに同意した。

 

L.P.さんによると、苦情は被害者の夫が出したものであり、双方とも和解することに合意したため、夫に苦情を取り下げてもらう予定である。

 

また、被害者の容態については、以前のようにコミュニケーションが取れるようになるまで回復しているという。

 

L.P.さんは他の妊婦が同様の被害に遭わない様に、当局へ対して全国の市立病院や診療所の監視継続を要請したことを明らかにするとともに、娘の命を危険に晒すだけではなく、逃亡までした助産師に謝罪を要求した。

 

コンポンスプー州保健局のHok Kry局長によると、中絶手術を行なった助産師は未だ逃亡中である。

 

 

 

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