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<写真:The Phnom Penh Post>
カンボジア関税消費税総局(GDCE)の統計によると、今年1〜3月における自動車部品の輸出額が1127万2000ドル(約15億1000万円)となり、前年同期の785万4000ドル(約10億5200万円)から43.52%増加した。
同期間中の「第87類 鉄道用及び軌道用以外の車両並びにその部分品及び附属品」の輸出額は1億8613万4000ドル(約249億3900万円)となり、前年同期比26.02%減、前四半期比25.3%減であった。
カンボジア王立アカデミーの国際経済学部長のHong Vannak氏によると、投資に関する法的枠組みの魅力的な改革や主要市場からの優遇関税措置、様々な分野での投資の増加などにより、同国の一般輸出能力が飛躍的に伸びている。
同国の自動車部品産業は衣料品や履物、旅行用品と比べて知名度は低いが、輸出額が前年より増加しており、新興産業となる可能性が十分にある。
また、中型産業と重工業に分類される自動車部品工場は熟練工を必要とするとともに、高度で近代的な技術を使用し、多くの経済的利益をもたらすという。
カンボジアでは内外の好条件によって自動車部品工場の数が増加しているため、同氏は自動車部品メーカー数や部品輸出による収益が更に増加すると楽観視している。
部品工場の増加は自動車メーカーや組み立てメーカーの誘致に繋がり、生産された部品は輸出だけではなく、国内における自動車組み立てや修理に使用することが可能である。
近年、カンボジアでは自動車組立産業も大きく成長しており、フォードや現代自動車、いすゞ自動車、起亜自動車 、KGモビリティといったメーカーのモデルがカンボジアで組み立てられている。
3月29日には「K (Cambodia) Co Ltd」がコンポンスプー州にいすゞ自動車の組立工場を正式に開設した。
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