おすすめのプロモーション
<写真:Khmer Times>
フンセン首相はカンボジアとベトナムの良好な関係が繁栄をもたらしているとして、過激派に対して両国の関係を破壊しないように警告した。
同首相は25日にスバイリエン州バベット市で労働者2万人と面会した際に「もし一部の個人がカンプチアクロムの土地を失ったことについて常にベトナムを侮辱するのであれば、ベトナムとの平和は保たれない。過激な政治は人を欺き、隣国に対して人々を扇動する。私は戦争を終結させた指導者として、紛争を終わらせるために多くの目標を掲げてきた」と述べている。
内戦に終止符を打った後に同首相は「かつての戦場を発展した市場に変える」「すべての近隣諸国との国境地帯を平和、友好、協力、発展の境界線に変える」という2つの政策を打ち出した。
同首相によると、現在の発展は全てこの2つの政策に基づいており、カンボジアとベトナムの国境地帯は工場や工業地帯の増加によって成功を収めている。
同首相はベトナムと国境戦争が起きれば虐殺がもたらされるだけであり、国境沿いの協力や発展はないと呼び掛けた。
フンセン首相とベトナムのグエン・スアン・フック首相(当時)は、2019年にプノンペンで行われたMoU調印式で国境地図を確認し、カンボジアの平和政策は相互貿易と相互投資を求めるベトナムの平和政策と一致しているとしていた。
カンボジア王立アカデミー・国際関係研究所のKin Phea所長は同日、「他民族に対する差別を助長し、紛争や憎悪を煽るような政治は政治家にとって良い選択ではない。各国はお互いの領土主権を尊重し、他国との良好な協力関係を築くべきである」と述べている。
両国は過去1000年にわたって陸上国境を共有しており、フランス植民地であったという歴史的な繋がりもある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。