外資系工場が有毒廃棄物を投棄、40万ドルの罰金を科される

外資系工場が有毒廃棄物を投棄、40万ドルの罰金を科される
2023年08月14日 12時11分 公開
外資系工場が有毒廃棄物を投棄、40万ドルの罰金を科される

<写真:Khmer Times>

 

バッタンバン州Rattanak Mondul郡のバッタンバン川において、外資系のPhoenix Industial社が有毒廃棄物を放流し、河川を汚染した事件に関して、環境省は同社に40万ドル(約5800万円)以上の罰金を科すことを発表した。

 

この放流により、河川の水は黒く変色し、多くの魚が死亡した。

 

環境省は2023年8月10日、同社に対して2023年10月20日までに環境社会委員会の口座に罰金を支払うように正式な通知書を発行した。

 

さらに、工場の移転を求め、再犯の場合には1億5000万リエル(約520万円)の追加罰金を科すとし、11月20日までに環境を修復するように要求している。

 

Ratanak Mondul郡のクイ・バンノア知事によると、工場の配管システムに漏れが発生し、その結果として河川が汚染された。

 

工業科学技術革新省のCham Prasidh大臣は、この事件を受けて同社の全生産活動を停止することを発表し、2週間の操業停止期間中に労働者への賃金の支払いを指示した。

 

この事件は環境への深刻な影響をもたらす可能性があるとの懸念が高まっている。

 

 

 

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