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<写真:Khmer Times>
カンボジアの前首相であるフンセン氏は22日、ソーシャルメディア上での自身のなりすまし行為に関して、該当者に対して直ちにアカウント削除を要請し、それに応じない場合は法的手段をとると警告した。
この声明は国民議会後の記者会見で発表されたものであり、同氏は「名誉を毀損する目的で自身の名前を使用して偽のIDを作成する行為や、他者のページに不適切なコメントを投稿する者が存在している」と述べた。
同氏のFacebookアカウントは現在休止中であるが、公式ページの運営は専任の技術チームによって継続されている。
その上で、同氏は内務省とその下部組織であるサイバー犯罪対策局に対して自身の名前を使用した偽アカウントの捜索とその削除を即座に行うように命じた。
サイバー犯罪対策部のSok Nithya部長によると、同部門はフンセン氏からの要請を受け、FacebookやTikTokなどのプラットフォームにおけるなりすまし行為の追跡を開始した。
また、同部長は該当アカウントへの具体的な対応を決定する前に、報告書の作成を行う方針を明らかにしている。
しかし、カンボジア青年協議会のIm Sothy事務局長は、フンセン氏の主張に賛同しつつも、カンボジア国民のテクノロジーに対する知識の不足を指摘し、国民の認識向上が先決であると指摘する。
また、現行の法律ではソーシャルメディア利用に関する明確な規定が存在しないため、政府は新たな法律の制定と普及、市民への教育強化を急ぐべきであるという。
今回の出来事を受け、政府がソーシャルメディア利用の法的枠組みを整備し、市民への啓発活動を強化することで、ソーシャルメディア上での不正行為や詐欺の防止が求められるとの見解が示されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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