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<写真:The Phnom Penh Post>
国家災害管理委員会(NCDM)の報告によれば、今年1〜9月にカンボジア全土で強風、落雷、火災などにより100人以上が死亡、250人が負傷し、1万棟以上の家屋に被害が及んだ。
NCDMのSoth Kim Kolmony報道官は、昨年同時期との比較で、今年は災害被害が増加していることを指摘した。
昨年は自然災害により死者68人と損壊家屋4783棟を記録していたが、今年はそれぞれ107人と1万5156棟に増加している。
Kolmony報道官によると、この急増の原因は自然現象であり、特に気候変動がカンボジアに深刻な影響を及ぼしているという。
同報道官は、世界各地で気候変動の影響が顕著になっており、カンボジアでは雷雨や激しい風の増加がその兆候として現れていると説明した。
カンボジアではポーサット州、シェムリアップ州、コンポントム州、プレアヴィヒア州、バンテアイミアンチェイ州、カンダル州の7州が洪水に見舞われた。
被害は30の町と地区、124のコミューンに及び、2万8687世帯が影響を受けている。
フン・マネット首相は、指導者や軍隊、地方当局の取り組みを評価するとともに、住民に対して安全を確保するように呼びかけた。
サー・ソカ内務大臣は、河川付近の行政当局に対して、警戒と状況の監視を徹底するように指示した。
また、避難民のための高台の確保や、健康基準の維持についても言及し、「迅速な救助活動を確実に行うためには、介入部隊や医療スタッフの充実が必要である」と指摘している。
ソカ内務大臣はボートやモーターボート、土嚢、医薬品、乾燥食品といった救助物資の重要性を強調し、国家警察に救命設備の準備を要請したという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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