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<写真:Khmer Times>
10月27日、カンボジアで小規模農家と地域社会の気候変動への耐性強化と、成長市場へのアクセス向上を目的とした新たなプロジェクトが開始された。
「北トンレサップ盆地における生態学的に健全な農業と強靭な生活のための官民パートナーシップ(PEARL)」プロジェクトは、カンボジアの人口の約3%に利益をもたらすことを目標とし、北トンレサップ盆地の農民45万人とその他地域のバリューチェーン関係者100万人を支援する。
同盆地は、東南アジアおよびカンボジアの重要な農業システムの中心である、カシューナッツ、マンゴー、米、野菜などを生産しているが、気候変動の影響を受けやすい状況にある。
気温は1950年以降0.8度上昇し、降雨パターンの変化によって洪水と干ばつのリスクが増大している。
環境省のKen Sereyrotha環境知識情報総局長は、同プロジェクトは気候変動に強い実践と技術の普及を通じて、農村の生計を高益化かつ持続的に管理するための地元の能力構築を支援すると述べた。
同プロジェクトの目的は、気候変動の影響から最も脆弱な人々の保護と農業部門の気候変動に強い持続可能な開発の確保であり、政府の戦略や計画で定められた優先事項と完全に一致している。
国連食糧農業機関(FAO)カンボジア代表のRebekah Bell氏は、同プロジェクトは政府機関と開発・資源パートナーの良好なパートナーシップの賜物であると評価した。
同プロジェクトは環境省と農林水産省によって実施され、FAOが認定・共同実施機関となっている。
2023年4月から2029年4月までの6年間にわたり、緑の気候基金は3620万ドル(約51億円)の資金を提供する。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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